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 きょうはクリスマス・イブだけど・・・。
まあそんなことはどうでもよいとして。

 さてさてそろそろ次の展開にいこうということで、映像シンポの感想はちょっとネタが古くなったので、関連することを話しつつおしまいにしようかと思う。

 フィリピン人コミュニティのクリスマスパーティーはいろんな人が、けっこう即席的ではあるが、準備に参画して、パーティーには参加者でやってきて、本当に多様な感じがした。

 昔、ある私立高校の事務をしていた人がフィリピンの民族歌劇団を呼ぶからそこのボランティアスタッフをしないかと誘ってくれた。おそらくこれが「市民活動」とかいうものと出会ったきっかけだった。

 この集まりはその後、いろいろ話す会になり、飲み会になり、継続していった。なんだかフィリピン好きが多かった。ぼくはこの中でもそんなにフィリピンが好きな方ではなかった。はじめに長期滞在した国がオーストラリアで、多文化主義のオーストラリアと出会い、移民の事をお勉強しようと思っていたぼくは、ずっとオーストラリアでお勉強するのを夢見ていた。

 でも、結局、フィリピンを選んだ。オーストラリアはあまりにも遠かった。と、言いつつ、いまでもサッカーではオーストラリアを応援しようとする。日本対オーストラリア戦のときも、正直、迷うぐらいである。

 それはともかく、前述の集まりのフィリピン好きの人たちの中で、フィリピンの事をいまでもやっているのは結局、フィリピンに留学して、見事フィリピン人女性と結婚した人と、ぼくぐらいなのである。
 一番年季が入っているのが彼で、次がぼくである。両方とも留学組である。

 その彼とも、クリスマスパーティーで会う。

国際ミサに来ている欧米系の人たちも集まる。

日本人の信徒さんでいまいち教会に居場所がなさそうな人も来ていた。

持続性がないと思っていたが、パーティーが終わった後のミーティングでは来年の場所の話や、今年良かったこと、来年はこうした方がいいということも話している。

 ある支援団体は、外国人組織の事を、イベントばかりではなく、もっと生活保護活動を重点化してほしいといっていた。もちろん、それは大事である。しかし、外国人コミュニティーは多様な活動、人々が集積され、交換が行われるところなので、いろんなことが行われる必要がある。あれもひとつ、これもひとつである。

 そうなると、学者であるぼくはこの全体性を記述することで何かできるんじゃないだろうかと思う次第で、でも記述することぐらいしかできないのも事実である。ただ、この多様な集積される人々の一人になることは重要だと思う。

研究でもまだまだなにかできそうな気がするので、ちょっとずつ頭を使おうかと考えている。

そういえば野村克也さんの本。けっこう人生勉強になった。プロ野球球団の組織と大学っていうのはけっこう似ているところがあるかもです。

ということで
メリクリ(古いかあ・・)