最近は執筆

最近は執筆だけです。前々回ぐらいの日記に書いた論文執筆に取り組んでおります。

書いていて、いろいろと文献を整理したり、御世話になった先生たちがちょっと前に取り組んでいたテーマとかをもっかい再検討してみると、以外に見落としていたり、再発見したりすることが多い。「古くて、新しい問題」というのに出会うことが多い。

「フィリピン」に関して言うと、ぼくは、移民研究者だから、当然、フィリピンの国家論みたいなことを語っている研究者の語りには興味がある。そう言えば、S先生最近いわゆる「フィリピン」という枠でのでかい話をしなくなったなあ・・・とふと思った。

また歴史家のN先生の本、米比の枠からものをみるということ。当然ここには米比日という問題が絡んでくる。

そうなると、15年ぐらい前から、韓国人がやたらとフィリピンに多い。米対アジア間でフィリピンをみる必要性というか必然もでてくる。そうなるとやっぱぼくは、ポストモダンの議論に影響を受けているから、「自分」の位置をみる。

大学という大多数が知識人の系譜から出てきた人たちの前で圧倒されながらも何とかやっているている自分、国家―個人の関係性の中のものも投影してします。

まあ、いろいろ考えているが・・。論文はものすごく進んでいるわけではないけど、せっかく研究ということをしているんだから、いろいろ考えながら上を向いて歩こうっと。