東京出張
べつに自分が発表すると言うわけではないが、東京の某公立大学の研究会にいってきた。
移民系の研究報告だった。
ただ、何となく、思ったこと。
移民を研究する(移民ではなくても人についての研究全般)ことはおそらく、ある問や仮説、自分で設定したテーマ、指導教員から与えられたテーマなどについてくそ真面目にお勉強して、解答しようという論理思考だけでは、現実はわからないということがよくわかった。もちろん。くそ真面目に研究しないと駄目なときもあるのだが。
研究者自身が想定した以外のことが起こっても動じず受けいれるある種の「遊び」というか余地を受け入れる用意がないと全体としての現象はつかめないということが痛感した。
そうなると、自賛になるけど、おいらの方向性とは、スタンスはそんなに悪くないと思った。
あと、重要なのが研究者コミュニティーと適切な距離を取ることである。大家たちがこういう言い方が好きではないから、その言い方を避けるとか、定義を変えないとか、そういうことをやってしまうしがらみを持つことはその研究者にとっても、大家にとっても、学問全体にとっても良くないということも思った。迎合はよくない!
やはり当事者の営みを翻訳すべきでしょうっと痛感した週末だった。
あと、コミュニティーの概念もうちょっとイギリスの社会学参照したらと思った
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ついでに古いけど人類学も
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