やっぱ独立しないと!

 新年を迎えた。年末年始の報道番組は、なんかどこも同じ様なことばっかりいっている。アメリカの終焉系ともうこの手の話はだいたい論理展開が単純で同じなので「系」とひとくくりにしていいだろう。しかし、アメリカ覇権論、アメリカ追従の是非議論は80年代後半からやっているよな・・・。ええ加減にしたほうがええんちゃうか・・。と思います。

 今年は妻のお母さんが現在住んでいる家で、妻、義理の妹、義母と年越しを迎えた。ぼくはカウントダウンが好きだ。20歳前後の頃は、よくどこかの家に集まり、安いスパークリングワインを買って、騒いだものだ。カウントダウンの瞬間に栓を抜くのが最高!

 しかし、今年はダウンタウンの例の番組で知らない間に年を越した。最初は最悪のなんのメリハリもない年越しだと思い、黙っていたが、相当憤慨していた。次からはちゃんとスパークリングワインか、鏡割りを用意しておこうと思っていた。
 ところがである。正月はテレビ番組が面白くない、しかも報道番組はどれも「アメリカ覇権終焉論系」ばかりである。
そうなるとダウンタウンがすごくみえてきた。某国営放送(あれは国営放送である!)からすべての局までよこならびにカウントダウンをするなかで、あの独自性はすごい!カウントダウンという全世界的行事というか儀礼を無視するダウンタウンはやはりただものではない。

 漫才をやっていないのに、「漫才」のテーストをそれ以外の幅広い「お笑い」の全体に生かすダウンタウンのスピリットに、ぼくはぼくの学者としてのあり方を学びたいと痛感した!

 今年のテーマは独立である!