内輪ネタ化している現代思想
- 作者: クロード・レヴィ=ストロース,川田順造,西江雅之,今福龍太,渡辺公三,小泉義之
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2009/12/28
- メディア: ムック
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一応、師匠が書いているので、買いました。だいぶ前ですが・・。
うーん。やっぱ現代思想、何年も前から内輪化している。むかし、「俺たち ひょーきん族」というバラエティー番組があった。あの番組は、さんまやたけし、をトップコメディアンに押し上げた番組であることはたしかである。
でも、内輪の芸能界ネタを暴露することで、つまり内輪ネタで視聴者からの人気を得た。
ひょうきん族はこれを終了まで首尾一貫して行っていた。
80年代浅田彰や柄谷行人などの論客がけん引したニューアカデミズム現象の中枢にいた現在思想は、
もう何年も前からかつての勢いを失っている。まあ書かせてもらった人間が文句をいうのもなんだが、
原因ははっきりしている。
新しい書き手の発掘を編集者がちゃんとしていないからである。ひいきしている先生にまるなげするだけでは、正直、新しい書き手の発掘なんてできないだろう。
いろんなイベント、研究会、学会にでかけていって、みずからの足で人材発掘をしないんだから、しょうがない。
まあ、忙しいし、儲からないからその余裕がないのはわかるんだけど・・。
ただ、この号にかんしてはまだましだけど・・。
最近の学術関係の雑誌は全部うちわネタである。
これなんってもっとひどい
http://www.jca.apc.org/~impact/magazine/impaction.html
まあ友達が登場している雑誌にケチをつけるのもなんだけど、「サヨク」もひょうきん族かい!
と思ってしまう・・・。
ぶっちゃけ、この手の自称「サヨク」の話は飽きた。しかも、自分の息子まで登場させるか・・。
『ソシオロジ』の太郎丸氏の文章の様な切れがほしい!